ニューヨーク最終日
(←実は7月20日ですねん)
いやが上にもテンションが上がり(そのくせブログのアップは遅いですが)、
今日も怒濤の写真攻めでござる。
MoMA (The Museum of Modern Art)から始まり、
グランド・セントラル駅、
サークルライン(自由の女神クルーズ)、
ヤンキース戦観戦と、フルに活動した一日でした
。
では、MoMAから・・・。
訪れたのは初めてなので驚きましたが、
おなじみの絵がたくさんあるんですねえ〜。
とくにピカソ、多かったですよ。

1)Braque;「Man with a Guitar」(1911 - 1912)
ピカソとともにキュビズムを推進していったフランス画家ブラック。
丁寧な筆致でした。

2)Picasso;「Girl with a Mandolin」(1910)
ブラックの絵と似ていますね。
モチーフも題名も。
この二人、実は共同作業もしたことがあるそうです。

3)Picasso;「Woman with Pears」(1909)

4)Picasso;「Baigneuse Assise Au Bord de la Mer, c.1930」
(「Seated Bather 1930」)

5)Picasso;「Girl before a Mirror」
自由な面構成。色も鮮やかでした。背丈くらいの作品。
顔・・・。岡本太郎の太陽の塔に似てるかな?

6)Picasso;「Three Women at the Spring」(1921)
近くで見ると、腕が結構力強く見えました。

7)Picasso;「Les Demoiselles d'Avignon」(1907)
(「The Young Ladies of Avignon」)
これも大作。
アフリカの彫刻に強い影響を受けているとされる作品。
故池田満寿夫氏が好きだった作品ですね。
結構ラフな感じで描いていました。

8)Picasso;「Bather」(1908-1909)

9)Cezanne;「The Bather」(1885-1887)
これ、最初ピカソかと思いました。
いや、逆にピカソの「Bather」(↑写真8)や他の初期の作品は、
その筆致が本当にセザンヌのそれに似ています。
ピカソが「父」として敬愛した、美の巨人セザンヌ。
彼の影響の大きさがよく理解できるように、
個々の絵が配置されていました。
とくにキュビズムとの関わり・・・。
「セザンヌ的キュビズム」と成熟したキュビズムとの関わりが、
よくわかるように絶妙な配置がなされているのです。

10)Cezanne;「Chateau Noir」(1903-1904)
サント・ヴィクトワール山の絵(メトロポリタン所蔵)とともに有名な絵ですね。
キュビズム的構成の萌芽を見ることができます。
好きな一枚です。

11)Cezanne;「Still Life with Fruit Dish」(1879-1880)
何でもないような静物画。
これがとっても好きです。中学時代から今でも・・・。
同一方向に流れる絵の具と、不思議な緑色、物の質感。
た、たまらんです。

12-1)Cezanne;「Boy in a Red Vest」
パッと視界に入ってきたとき、
鳥肌が立ちました。
そして失禁、あっ、いや、失神しそうになりました(すみません下品で)。
赤いチョッキの少年シリーズは何枚かありますが、
中学時代に、下の作品(↓)を必死に模写した覚えがあるからです。
なんとか本物の質感を出そうと必死に絵の具と格闘。
「緑を、どうしても不思議な緑を再現したい」。
「不思議に長い右腕を、絵にあった形でまとめたい」。
「なんか形がわからん背景をどうにかしたい」、などと思いながら・・・。
いずれにしても、私を深い絵の世界へと誘った記念すべき一枚。
それと同じシリーズの絵がここに!。ああ、快感。
ただし、下の絵(↓)は、
昨年、チューリッヒの美術館から盗まれたそうです
。
時価91億円。ひえ〜!

(↑;泥棒さん、返してください。)

12-2)Cezanne;「Boy in a Red Vest」
拡大像です。
このタッチが好きです。

13)Chirico;「The Enigma of the Day」(1914)
ここにあったか、キリコさん(いくつかありましたよ)。
不思議な空間ですが、しっかり遠近法を堅持。

14)Matisse;「Still Life after Jan Davidsz. de Heem's "La Desserte"」(1915)
マティス。
彼もセザンヌの影響を強く受けています。

15)Chagall;「I and the Village」(1911)
不思議だべ〜。

16)Kandinsky;「Panel for Edwin R. Campbell, No.2」(1914)
4枚のパネルのうちの2枚目。
色と音楽(音)との融合。

17)Gogh;「The Starry Night」(1889)
ここにあったのかという安心感。
ご存じ「星月夜」。
この前には、ひとだかり。

18)Rousseau;「The Sleeping Gypsy」(1897)
深い静寂に包まれています。

19)Rousseau;「The Dream」(1910)
大きな絵ですが、近くで見ると、
結構登場人物(動物)の多さに気づきます。
夢はカオスでござんす。

20)Boccioni;「Dynamism of a Soccer Player」(1913)
イタリアの画家。
色彩が鮮やか。面構成も不思議な魅力に満ちています。

21)Dali;「The Persistence of Memory」1931)
最後は、これも少年時代にショックを受けたダリの作品(ピンぼけですが)。
「記憶の固執」と名付けられています。
時間が溶けたような感じが、ちょっと怖くて、
いくつもの時間がばらばらに止まった時空がうす気味悪くて、
世界の終焉をみているようで、
絶望的なんですが・・・、でも、
なんだか体の力がすうーっと抜けて行って、
この静寂に引き込まれて多幸感に浸れる感じもあるのです(←あの世 or クスリっぽい?)。
まあようするに、どうしようもなく惹かれてしまう不思議な一枚ですな(^^)。
小さい絵でしたよ。

22)Rodin;「Monument to Balzac」(1898)
入り口正面のロダンの彫刻。
絵を鑑賞した後、中庭に降りていく途中で。

23)ビルに囲まれたMoMAの中庭

24-1)Giacometti
彼女、中庭に入ってすぐのところに立っています。

24-2)Giacometti
細身の彼女を横からも撮ってみました。
華奢やね〜。
というわけで、今回、私は絵画を中心にMoMAをみて回りました。
個人的には、絵が好きなかたには、
メトロポリタンの作品とMoMAの作品をともに観ることをお勧めします。
NYなど東海岸の旅行では、移動時間が長いので、
スケジュールが大変だと思いますが、
そこを何とか・・・。
さて、次はクルーズに行く前に、
慌ただしく駅へと徒歩で向かいました。
(マンハッタンは基本的に歩く街のようです。徒歩か地下鉄。)

25)グランド・セントラル駅の外観
「わしがワシじゃ」。あれっ・・・。

26)地下へと続く通路
雰囲気があります。
通路右手には、Grand Central Oyster Barがあります。
今回は、外からひもじそうに眺めるだけ・・・。

27)コンコース (1)

28)コンコース (2)
グランド・セントラル駅はレトロな感じ。
いかにも昔の駅といった風情です。
人々の邂逅や別離の光景を、
幾世代にもわたって眺めてきた重みが感じられます。

29)クルーズ (1)
駅からピア83へ移動し、長い列に並び、乗船を待ちました。
75分間の短い「Liberty Cruise」。

30)クルーズ (2)
ハドソン川からのマンハッタン近景。

31)クルーズ (3)
マンハッタン遠景。
右手にブルックリン・ブリッジがちらり。

32)クルーズ (4)
ついに「自由の女神」に接近。
し、しかし・・・、このサークルラインという観光船ツアー。
あまり期待はしていませんでしたが(すまん)、
案の定、Liberty島(←自由の女神がいる)への接近度は、いまいち。
(おそらく、クルーズ会社同士の取り決めがあるのだと思います。
実は、後日、もう一度ニューヨークを訪れることになりましたので、
「自由の女神」は、そのご報告の時に、写真攻めさせていただきます。)

33)タイムズ・スクエア
クルーズからの帰り、
ホテル近くのタイムズ・スクエアを通過。
一部ホコ天化していました。ユニークな看板をパチリ。

34)ホテルのワインセラー
クルーズからホテルに戻って、 ほんの少し休憩。
その後、ロビーに降りて、
ワイン(白)を1グラスひっかけて
、
さあ、ヤンキース戦へ。
(宿泊したホテルでは、毎日午後5時からワイン・レセプション。
ワインがタダで振る舞われるのです
)

35)ヤンキー・スタジアム
地下鉄でブロンクス地区のスタジアムへ。
新しくなったスタジアムの外観です。
(中に鷹(ホークス)がおらんとが残念でしたばい)

36)Gate
ここから入場。

37)試合前のグランド整備
天然芝がきれいです。

38)松井選手の紹介
総工費約1300億円(←なんで、そんな大金を?って感じですが)。
ひときわ眩しいのが大きなスクリーン。
三菱とソニーが請け負って完成させたフルハイビジョンの巨大スクリーン。
くっきり見えますよ、ほんと。
写真(↑)は1打席目の松井選手の紹介。

39)一塁ベースにたたずむ松井選手
第一打席はファーボール。

40)うつむく松井選手
この試合では、少なくとも3打席目まではいいところがありませんでした。
その時点で、疲れもあり、
「ほんじゃー、もう帰ろうか〜」になり、球場をあとにしました。
ホテル近くのパブに入って、一杯やり始めると、
テレビからスポーツニュースが流れてきました・・・。
と、「Matsui」が画面に!
大きな顔が画面いっぱいに登場です。
どうやら、試合をきめるサヨナラ・ホームランを打ったらしく、
祝福のパイ攻撃を受けたりして、とても喜んでいました。
どうも大リーグでの日本人の活躍をリアルタイムに見ることは、
昔から難しいようです。
サンディエゴの井口も見に行ったときは、「いまいち」・・・。
パブで私たちの机だけ騒然となりながら、
最後の夜を、酒まみれで楽しみました。
翌朝、私はプロビデンスに戻るため、
雨の中、車を走らせました。
ほどよい疲れを感じながら、
想い出を反芻しては、
次第に頭の中で、
仕事のシグナル強度が強くなっていくのを感じていました。
「記憶の固執」をばらばらにされたような不快感。
どうやら、仕事したくない病に罹ったようです・・・。
うーむ
。
by beetle
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